a.o独白ブログ

詩や創作文章を公開しています、時に汚濁あり時に18禁あり、綺麗な場所ではございません、あしからず。

かたつむりの恋(詩)

 

かたつむりは雄雌同体
互いに

口のそばの生殖器を出し入れしながら
見つめ合って交尾している

 

あなたの言葉を
観たときに景色が

 

恋の矢とそれを言うのかも知れぬ

 

私は矢をつがえて
あなたに突き刺そうとしている

 

矢の先を
尖った生殖器を私は舌でたっぷりと舐め
唾液をつけてあなたを
刺し貫こうとしている

 

絵の具を塗って
私の目から
観たときの景色を
あなたの胎内の奥深くへ
差し込んで種を植え付けようとしています
私の種を
私の絵を

 

これは毒です
わかっています

 

互いに刺し合うことが快楽である
互いに刺し合うことが至福である
互いに刺し貫く事は死である

 

作品に感化され合う仲は

 

どんな不貞より
一層たちが悪い

 

全霊の籠もったものを
あなたは
既に肯定している
診察室ならば許されるだなどと
嘯いている

 

上っ面だけの笑顔を
振りまいているあなたの
呼吸ごと
奪いに参ります

 

毒の槍で
あなたを貫きに参ります

 

失恋の槍とは言ったものだ
貫かれた方も
貫いた方も
命の燃料を
使い果たしてしまう

 

身体は触れていないからという言い訳が
なんと白々しいことか

 

作品という槍で
互いの胎内を
快楽のままに既に刺し貫いた
かたつむりたちの

 

寄り添った姿は
醜悪である

美は独善である

それが

かたつむりの恋である