大熊あれいブログ

絵画やイラスト、詩や独白文章を公開しています。不定期です。

音と色、五十音順の音と色の対応表【私的概念】

あ…赤い色、○に近いかたち、現在
い…紅の強い糸、時間は無い、軸
う…地面の方へと引きずる引力、地面へと引き込む強い引力、沼のような力、過去、紫色
え…竹色、緑色、これから先、未来への事象、期待、予感
お…青、群青、たった今、今日、一瞬の出来事、凝縮された一秒

 

さて、こうして書き出してみたが私は人の名前が覚えにくく、小説などでも日本人名が実は特に覚えにくい、なぜなら漢字を用いているのでその人物の本質を色で認識している私としては、外国小説のカタカナ表記による音中心の名前の方が実は認識しやすいからだ。
音表記のほうが話を理解しやすいのだ、登場人物は色分けされ、文章というものも結局リズムである、すべて音とリズムである、つまり色とりどりの唄となるのだ、その唄に自分自身が交じり合えたと思えるとき、そのような書き手に巡り会えたとき、そのような本に出会えたとき、私は嬉しくなる。

 

か…オレンジ色、横から、あるいは真上から差す、まっすぐな糸
き…紅に近いオレンジ、四角や菱形
く…くすんだ小麦粉色、それが地面に広がるような上からものが落ちるような力の流れ
け…横に伸びた線、長い線、何重にも重ねられた薄灰色とココア色と白
こ…白い丸、丸形、小さめの丸形、完成した様子

 

名前は、この組み合わせである、この組み合わせであるので色も変化する。
より強く濃く特性が出たり、互いに相反する特性をもっていたりすると私には不思議なグラデーションに見える、名前が、それを名乗るその人が。
しかし漢字により名前が見えにくくなる、名前が覚えにくくなる、本当は忘れたくないのにすぐ忘れてしまう、私はこうして書き出さないとこの考えすらも霞んでしまうので、自分に語るのだ「私は人間に興味がある」と、「私は自然の事象にも興味がある」と「それが名付けられていることに興味がある」と。

 

さ…風になびく木々の葉の音、薄桃色の淡い光、細い影
し…雪のような静けさ、何かを内包している状態、それが細かく散布する情景、灰色と白
す…流れ、早い動き、水色、現在
せ…過去、エメラルドグリーン、真冬に思い出す真夏の葉の色、鏡、水に映った新緑
そ…静かに落ちてゆく水、他者への問いかけと同化、曇った色

 

た…卵色、クリームがかった温かい色、温度
ち…一点、軸、手を取り合い横に連なるイメージ、暖色
つ…一点に力が集まるイメージ、押し寄せる場所、透明度の無い埋め尽くされた強い白色
て…地面へつながる音、広がる音、橙色
と…黄色、登ってゆく力、強い色

 

書いていると妙に消耗している、自分の認識はいつも無意識的だった、それを事務処理的に書き出してゆく作業がどうにも性に合わないらしい、何故だか励ますような気持ちで手を動かす、こういう時の自分は機織りの最中、面倒な模様にさしかかり四苦八苦しているかのようだ。

 

な…暗い色、たゆたう音、留まる音、紫と青のまざった色
に…くすんだ橙色、灰色の混ざった色、平らな状態
ぬ…地面と言うよりも地中から、もっと地下からの暗い色と力、湧き上がるのは正体不明の存在、影の色
ね…赤紫色、凹んだ土、女
の…丸い音、薄灰色、何にでも混ざる存在、境界線の無さ

 

は…日干しされた草、人工物、意図して加える力
ひ…外部からの力が加わる様子、どうしようもない状態、圧倒的な力、明るさと鋭さ、光
ふ…内部からの光、息、内包する様子、毛布、柔らかさ、薄紫色
へ…曲がった力、楕円形、人工的に磨き上げられた何か、金属の色
ほ…外部へと向かう柔らかい力、肌色

 

ま…茶色、木の幹、丸型、銅、動かないもの
み…小さい無数の丸、散布される水の一滴、散らばるということ、増えるイメージ
む…そこに在る見えない存在だが水を含んでいる、泥のイメージ、未来への音
め…キラキラ光る小さい輝き、鏡、瞳、神と呼ばれる視点
も…周囲に伸びる暗い音、自発的な力、暗褐色

 

や…上に上がる音、くすんだ緑からくすんだ黄色へと変化する色、尻上がり、反発
ゆ…下に下がる音、外部からの力で湾曲する流れ、従順さ、縦に縞々の入ったくすんだ緑
よ…濃い緑、隙間の無い埋め尽くされた大きい丸、光の無さ

 

ら…紫色、反り返っている力
り…暗い赤、血の色、器にためられた水
る…落ちてからもと在った場所へ舞い戻る力、下弦、影のある丸型、永久性
れ…跳ねる音、語尾が黄色くなる特性があるが前後の音に左右される色、動き
ろ…止まる音、水を含んだ灰色、夢、灰色がかった薄紫色

 

わ…隙間、空間、息、大きな卵、現在から生じる力、クリーム色

ん…手元に押しとどめる力、地面へとくっつける力、封印、無色

を…青緑色、群青、炭色、夜空、未知のもの(を表したい意思)

 

濁音、濁点…数が沢山あるということ、あるいは分割された、細分化されて降り注ぐイメージ(男性名に濁音がついている場合は、その人に子孫を増やして欲しいという無意識的な願いが込められていると私は思う)

 

この類いの物事は、詰まるところ本日、今現在、それを開示した人間の主観に過ぎない。
多分占いというものの本質は、こういった共感覚が元になっているのだろうが、その最大の欠点は「これを認識している人にしかこの種の対応表の意味がない」ということだろう。

 

ただ、私の話す音の色の話や、この対応表自体を誰かがいつか面白く見てくれるのならば、多分その瞬間にこそ私は生き返るのである、今日の私が生き返るのである、それは独特の歓びなのだ。
人間の感じる歓びも苦しみも、他者がそれに興味や共感を持ったとき…共鳴状態というものが起きたときにこそ、それらがすべて歓びに変化する。

 

そのために言葉があるのだ、その為に音があるのだ、そのために色を認識しているのだ、そのためにこうして書いているのだと私は思う。

 

さて、五十音順を書き連ねたわけだが度々抜けている段があり、料理中に気付いて書き足している、ら行の存在やら何やら…日本語のひらがな音そものを忘れ去っているあたり、自分の頭の軟弱さを改めて気付かされている、南無三。