大熊あれいブログ

絵画やイラスト、詩や独白文章を公開しています。不定期です。

芸術とは

幻影

夕方、私は眠りながら卵の周りを旋回していた、身体から抜け出た私の根幹は、小さな発光体となって巨大な卵の周りを泳いでいた。そして卵の中に幻影を見た、私自身を必要としているらしい幻影を見た、だから私は卵の内部に引っ張られていた。だが、透明な薄…

あぶないひと

元ヤクザ、新興宗教の熱心な信者、元アル中元薬中、精神障害のある人…こういう一般的には「ちょっとあぶない人」の文章が実は凄く好きだ、「元」と書いたのはね、現アル中や薬中の場合、文章書くのもしんどいだろうし、現在カタギでない方の場合は書いた文章を公…

あの人の文章と音楽

ここから先はひとりごと。誰について何を言ってもいいひとりごとの時間。 今朝から、昨日から、一昨日から、それよりももっと前から、そう…先生のブログを読んだあの時から私の内部で何か燃えている、小さな炎が。当時の先生のブログは確かに本人の言うとお…

10

自分の限界や本気度を10と設定する。 10出来るかどうか考えている。10出し切りたい。10出し切るには「こんなもの表現していいんだろうか」という迷いを捨てなきゃならない、実際誰かに見せるかどうかは別、伏せておくのでもよい。それでも10出し切ら…

笑いと嗤い

数日前コメディ演劇を観てきた、下世話なネタも随所に散りばめられていた。 劇中、檻に閉じ込められた主人公が、ここから一刻も早く出たいという気持ちでヤキモキしている、そこにちょうど通りかかった女性に話しかける。 「頼む、もう我慢出来ないんだ、出し…

友人と演劇

演劇を観るとき、軸となるものは「登場人物に無駄な役が無いかどうか」である。 演劇の美とは、演者たちの調和である。 一人でも無駄な役があると演劇そのものが劇として成立していない、観るだけ時間を喰われる事になる。はみ出ている役、何の役にも立たない…

孤独と脊椎

雨粒よ私を、打ち付けてください。 脊椎をそのまま、優しく洗って、私にしかと見せてください。 青鷺よもっと、無益に、ただひたすら鳴きなさい。 灰色の囁きがうるさいのです、部屋を清掃する間も囁きは漏れ、私の耳から漏れ、シーツの上にこぼれ落ちます。…

エゴと主観的生き方

紺色のベッドカバーをピンと張れば、海は凪ぎ、サイドテーブルに光るオレンジ色の灯りも、大海に沈む夕日と化す。 そのイメージだけが私を動かす、私は運動神経が無いが、その割に身体を動かすのは好きで、リズムに乗ればそつなく動く事が出来る、すいすい泳…

あなたへ、癇癪虫の原理について

苗床になっています、私の身体はいま、真菌の楽園です、ボケの花が咲いています。 一秒先の色、一秒先の直感、影、それを言葉無く信じると、絵が「完成」すると知りました。言葉が消えて行きます、手だけが動いて、意識だけで私が成り立っているのを感じます。…

ひとりごと(構図が決まらない)

ムカデ画像を見ている、構図が決まらない、苦しい、なんでこんなものを見つめる日々なのか、本当に一分一秒を惜しんで見ている。暇人だし馬鹿である。 でも私には、このネットに溢れているムカデ画像のうちの一つ一つが、まるで自分の為に…絵のために用意さ…

原始的な母性

女は小さな火である。母性を得た私は妙に安心している、内部に灯る火を許して、産卵を経て横たわっている。 夢の中で男の身体を操作している時がある。 男性の快楽の最たるものは放尿である、筒の中を尿が通り抜けて行く、あの万能感を夢の中では体感してい…

私は卵を産みました

絵は予想より早く完成した、完成は静かで、今回の宇宙にはこれ以上の設定は重ねてはならない、そんなメッセージが視野に現れる。言語としてではなく、白い世界が広がるのだ、白い階段を私は上がりきったのを知るのだ。 まだ気づくべき事がある気がした、髪の…

呼応

どんな社会階層、どのような人種、どの時代でもね…私は、わかり合える人に向けて絵を描いていたと思うよ。呼応こそが、私の絵の求めるもの、呼応のための装置が絵なんだ。 小学生の頃から、頼まれて絵を描いていた、私の絵にはね、相手の脳みそに暗示をかけ…

百足の抱卵と食卵

百足が抱卵している画像を見ている。脚は綺麗に折りたたまれ、身体で粒状の卵を抱きしめている、丸く丸く、雌個体の身体自体が卵のような姿勢になっている。はじめのうち、鳥肌が立った。 百足画像を検索して、PC画面いっぱいに光る胴体を見たとき、ちょう…

面相筆(芸術)

面相筆、面相筆、面相筆とは、日本画の絵筆の一種で、顔を描くときに使う細い筆のこと。矢も盾もたまらずとはまさにこの気持ちだ。 Amazonで面相筆のセットをいくつか注文する、アクリル絵の具の白も、金色も。 今、絵は制作が止まっている、というの…

ひとりごと(言語のないままに)

1日じゅう絵を描いていた、絵のために摂食し、疑似生殖行為をし、排泄をし、絵のために水分を吸飲し、絵のために仮眠した。 絵は忘我、でも絵は、私が他者にものを伝える一番有効な手段、私自身を伝えるのに何より有効な手段。 私は思い出したんだよ、そう…

ひとりごと(芸術と性)

芸術にセックスが必要か、芸術と性の関連性はあるのか否か、変人さんらしい質問だよまったく。あと先生に惚れてるのはトラウマを打ち明けたせいなのか、懐いてるのはそのせいなのか…答えてあげようじゃないの、あなたの作った巨大ガンダムに免じて、私はあな…

不可思議な縁

写真には建物を超える高さの、実寸大の赤黒いガンダムの足が映っていた。 「これが僕の、美大に居た頃の作品…若気の至りですよ」と彼は書いてよこした。 まだ対面していない彼の、感性に、私は驚いてしまった。 無意味で巨大、私はこの作品と対峙する事が出来…

尊敬するあなたへの手紙

人生で、これをやらなければ後悔する、と感じることが今、一つあります。 それはあなたに、完成した絵を見せることです。 あなたの文章を読んだとき、私は途方もない気持ちに苛まれ、明け方まで泣きました、そしてほとんど使わない電卓を取り出しました。 あ…

評価(芸術)

文章や絵は、書こう描こうとしてその作品が完成するのではない、本人が書かずにおれなくてそうしているだけであって、その結果何かが生じているに過ぎないと、猛烈に言いたくなるときがある。 美術の時間に感じた違和感はずっと拭えない。評価されるというこ…

芸を発表するということ【芸術】

平坦にされた一区切りの地域と、そこに立ち並ぶ電信柱、曇天、共産圏みたいな景色だなと無意識のうちに思う。きっとこの区域には同じ家が建つのだ、灰色だか肌色だかの、同じ壁や屋根の家々が立ち並ぶ一帯となるのだ。 ネット上で詩の朗読を聴いた、集団で詩…

海水、感動について【芸術】

夜、校舎はまだ明かりが灯っている、定時制高校の文化祭、私はワックスのかかった床に座っている、湿った木の匂いが…幾重にも積もった埃と人の匂いと混ざり合っている、ここには初めて来た。他の部屋の電気が、こちらにも少しの光を授けてくれる、今この室内…

アートはマスターベーションか否か【芸術】

「俺はいわゆるアートってものにはそれを開示する側、鑑賞して理解したふりをする側双方がマスターベーションしてるみたいな陳腐な印象を受けるね」 と言い放ったのはデザイン関係の仕事をしているとある男だ、彼の言葉は私に何らかの問いかけの気持ちを抱かせ…

芸術とは

芸術というものは、自分に降ってくるインスピレーションを再現すること、表現することです。 それは、何の食べ物を食べたいか思い浮かべ、実際に食べ、言葉は不適切かもしれませんが排泄するのとあまり差異は無いと私は考えています。 人間は筒状の生きもの…

何のために生きるか

自分の本当に求めていることはなんだろうと探ってゆきますと、社会性や生産性は皆無ですが絵や文章をかいて過ごしたいということです。 私は幼い頃、宝石の広告を見るのが好きでした。でもとても不思議でした…色とりどりの指輪やネックレスや貴金属、それら…