大熊あれいブログ

絵画やイラスト、詩や独白文章を公開しています。不定期です。

【私的概念】

ラベルではなく「行為」を名乗りたい

死後も覗くことが可能である物事はその人の根源からの「行為」だけである、忘我の行為である、相互作用をもたらす行為だけが、永遠性を持つのだ。 それ以外は全て幻、年齢性別年収、選民であるか賤民であるか、外見上の美醜、金という数値、全て幻。 なんだか…

死の共有と両親

多摩丘陵の端っこで私を照らしていた太陽の光がまだ、残っている、数時間前の風景がもう何十年も昔のことのように感じる。 両親と会った、私は父親が嫌いだったのに彼等と距離を置いて会うと、嫌いとかそういう事は実は些細で一時的な感情に過ぎず、残念なが…

逃避癖

「今さっきバックレてきてんのだ。ずっとだよ、一時も忘れたことなんか無い」 お前さん馬鹿やなあ、アホやなあ、もう10年たってんで、老けたでうちら、と私は言う。友人は表面上の意識では、若かりし頃、とある劇団を突然辞めたことをいつまでも恐れている、…

10

自分の限界や本気度を10と設定する。 10出来るかどうか考えている。10出し切りたい。10出し切るには「こんなもの表現していいんだろうか」という迷いを捨てなきゃならない、実際誰かに見せるかどうかは別、伏せておくのでもよい。それでも10出し切ら…

正夢探し

その世界は常に存在していて、扉さえ開ければすぐに到達出来る。 2013年に見た夢だ、正確な年をようやく思い出した。 ・・・ 夢のなか、木漏れ日に照らされ、私は歩いている。夢で風を感じるときというのはかなり心地よい状態の時だ。砂砂利から石畳、程…

墓守

墓守を頼まれている、家の窓から見える裏山にはいくつもの墓がある、横穴墓群が存在している。湧き水の染み出る山肌を穿って、1000年以上昔の左官職人たちが技巧を凝らして、墓という室内を作り上げたのだ。小川沿いを登ると、かつては古墳だった広大な…

ネット黎明期と概念の世界

モデムの音を覚えている。ダイヤルアップ式のモデムだ、それは白い箱形のPC画面の上に鎮座していて、ネットに繋がるまでの時間を赤い音を奏でて、こちらの気持ちを高ぶらせてくれる。 父はプログラマーだった、ウィンドウズ95の起動音、父の書籍を読んだ…

原始的な母性

女は小さな火である。母性を得た私は妙に安心している、内部に灯る火を許して、産卵を経て横たわっている。 夢の中で男の身体を操作している時がある。 男性の快楽の最たるものは放尿である、筒の中を尿が通り抜けて行く、あの万能感を夢の中では体感してい…

風景の臍【概念】

風景には臍がある、歩いていると一定の間隔でカタルシスを感じる場所に行き当たるような自然の仕組みが、地形には施されている、それを風景の臍と私は呼んでいる。 風景の臍という言葉は、私の、風景に対する褒め言葉である、歩いていて幸福を感じる瞬間、煌…

白装束の人々【霊のはなし、概念】

まだ家族で車に乗っていた頃、まだ私も信仰心を掲げていた頃、妹がようやく物心ついた頃、私たちはよく祖父母の家へ遊びに行っていた。 山々の合間を縫うように高速道路で走った先の盆地へと頻繁に赴いた。その日は「した道」、要するに一般道を使って行ってみ…

音と色、五十音順の音と色の対応表【私的概念】

あ…赤い色、○に近いかたち、現在い…紅の強い糸、時間は無い、軸う…地面の方へと引きずる引力、地面へと引き込む強い引力、沼のような力、過去、紫色え…竹色、緑色、これから先、未来への事象、期待、予感お…青、群青、たった今、今日、一瞬の出来事、凝縮さ…

緑色の巨大な手【私的概念】

真夜中に、寝ている私の身体を触る大きな緑色の手を、私は眠りながら感じた。 いつも感じるのは枕の先、頭の先の壁から順々に、足の先にあるクローゼットの小部屋へと通り抜ける無数の人影だけだった。その人影たちの事は特に気にしないで居られた、彼らは寝…

夢セーブデータその2【私的概念】

以前も書いたように私は夢の内容を覚えている、それも寝入るときに今朝方の夢を思い出す形で覚えている、そして今回書くのは「夢の中で度々訪れる場所」についてだ。 はじめに書いておくが全くオチは無い、私は推理小説などはてんで読めないタイプの人間である…

土着的思考【私的概念】

青く晴れた空に一本の白い線がぴんと張っている、風が吹いてもぶれない、涙がその線にひとしずくたれるのを想像する、決して手で触れることはできない静かな場所はすぐそこに確かに在る。単なる電線の発するメッセージ性、これを感じ取れるのはもしかすると…

書くという行為【私的概念】

岩はほのかに暖かいようだ、私は自分の両手両足、太ももと頭とを使って体重を移動させてゆく、上へ上へと自分を持ち上げてゆく、直感が舞い降りてくる方角へと自分を導いてゆく、上空は厚い雲が覆っており何も無いように見えるが、そこは明らかに私を呼んで…

霧散して広がる巨大な私、小さい私【私的概念】

視界に入る景色に意識を軽く集中させる、目ではなく額で観るのだ、こんもりした橙色と緑の交じった木々となだらかな坂道、小さな川の流れる音、水面は青空を映して発光している。風が強ければ鳥の腹部が見える、普段彼らは川の真上しか飛ばないので見えない…

夜の一幕、アレルギーと戦争から抜け出すのは難しい【私的概念】

自然保護区域、一見風光明媚な場所に私は住んでいるが夏場には独特の苦労がある、人が集まるところにはいざこざが発生するものだ、いざこざというのは他方の行動がもう一方には気にくわない時に起こる、火花の散る状態である。 日付が変わる少し前の蒸し暑い…

夢セーブデータ【私的概念】

朝方みた夢の感触、匂い、湿り気、視点の定まり具合、景色の鮮明さ…全体的な禍福どちらかのイメージ…は起きたときにはまだ枕元にある。 私の場合、それらの視点は私の身体を離れて一日中ずっと枕元にあるのかもしれない。 というのも、夜寝入るとき、パジャ…

服飾の美【私的概念】

衣服の美はデザイナーから出た意識である、新しい意識が人を魅了する、あるいは反骨精神…要するに人は「美しい意識」を身に纏いたがるのだ、そんな話を最近聴いた。 新卒の頃、着っぱなしだったスーツをあろうことか経血で汚してしまい、しかし一方はクリーニ…

呪いの言葉に打ち勝ちたい【私的概念】

思えば小学校に上がる前、保育園時代からすでに周囲からは「理解度」という点で遅れをとっていた私だ、皆がレクリエーションで楽しむ間、その法則性を理解できずに一人で泣いて過ごしてばかりいた、同じ歳はもとより、自分よりも年下の子たちですら自分よりも…

魂同一論【概念】

肉体的な要素と生活環境で、その人の人生や外見がほとんど決定付けられているのかもしれないとふと考えた。 頭の善し悪しも肉体的要素である。肌が綺麗かどうか、病気がちかどうか、よく睡眠がとれるかどうかも主に肉体的要素である。 そして環境、周囲に暴…