私はこの財布を手放したいのだ

信号を渡って静かにその場所へ行く、考えてみるとまじまじと交番を見たことがない、私は冬の昼下がりに出頭している。交番へ行くのもちょっとした決心が必要だった、盗みへの欲望があったことは確かだ、しかし裁かれたくない、裁かれたくないがために私は出…

アーティストアレルギーと瞑想の話(長文注意)

私にはアーティストアレルギーなるものがあって、絵を描くくせにアーティストの作品やら彼等の人となりを見る事が出来なかったりする。見る、と言っても特段現在アーティスト活動をしている人間と知り合いでも何でも無いし、生い立ちの関係にも居なかったし…

【詩】それでも我らは

実体は永久にやってこない実体が不可視なものである以上手順を踏むという事こそが生きる真実となり一段ずつ登攀して登攀してそれでも我らは永久に辿り着けぬ実体へと登攀し続けるのみ 全ての手順が真実となり全ての手順が敬愛を示す最善のものとなるそれでも…

人間社会を見るセンスの欠如⇒を受け入れる人生

人間に対する興味や伝えたい気持ちというものがあれば技能は役立つが、人間に対する興味や関心や伝えたい気持ち自体が薄かったり、ズレていたりする場合技能はほとんど役に立たないということをここ半年ほどで痛感した。 ①人間に対する興味や伝えたい気持ち②…

【詩】矛盾を丸ごと我が身とするときに

私の信じる神を言い表す事は出来ない私が何かをするとき私は必ずその摂理に従って行為する言うなればそれは独善である誰一人私の信じる尊い神を言い表す事は出来ない 内在の神を信じている人間の持つ独善の気配は時に他者の目に余る一方で内在の神をまるで信…

【詩】人間は自分の神を人に説明してやることが出来ぬ生き物である

人間は自分の神を人に説明してやることが出来ぬ生き物である 快楽の最たるものはただ一つ、神は我が身と共に在る、この境地を指す神が自身の内奥に潜んでいるのであれば、そう自分を虐めることもあるまいと、冬眠目前の蛇を撫でながら言うしかし蛇同様、人間…

【詩】恥に満ちている

どこまでもついてくる自分の亡骸を降ろそう、土に降ろそう、もう降ろそうとすると声がする…それは亡骸等ではない、厭わしいであろうそれ自身こそが、貴女という人間を示すものなのだと言う声がするこの声はどこまでも亡骸と共についてくる、新しい人間になろ…

聖者よ教えて下さい

煌めくあの場所には旗が立っていて、数多の巡礼者が長い長い倦むような旅路の果てにその旗を仰ぎ見るのです。これが自分自身なのだという幸福に満たされながら、そこを聖地と呼ぶのです。哀しいことに私は今まで、それがどんなに小さなものであれ、この種の…

【創作文】鳥たち

鳥たちは種族ごとに数百羽ずつ、広場にある大きな大きな籠に入れられて犇めいていた、遠くの森のほうで…永劫の昔には聡い鳥と言われていた烏の群れが影のように旋回しながら夜を告げ廻っているのが籠の合間から見えた。「そっちへ還りたいよう」とこぼす鳥には…

スタンダード2 集団内の平均値

いつでも何処でも大抵感じる集団の違和感、自分がそこに居てはいけないような違和感と、その場のスタンダードか否かを軸に批判する会話をする人たちについて考えている。「独身の人って幼稚だ」「主婦の人って幼稚だ」その場のスタンダードであるか否かは集団内…

【詩】川が流れている

川が流れている水は冷たく澄み空の青と川底の土の色をそのままに映している稀に水面が決して辿り着く事の出来ぬ煌めきの炎を宿し白色に輝いて手招きしている全ての生き物の到達点においでと手招きしている 些末な泥仕合から逃れやっと永遠の空白を見つけたと…

スタンダード

私が集団というモノの何に堪えてしまうのかというと、往々にして集団内でのスタンダードから外れ、追いやられている感覚が生じてしまうから。これは感覚の問題なので、相手が悪いというよりも私の問題とも言えるのだが… 未婚か既婚か子持ちか子供無しか働い…

事件と凸凹カルマの解消 喜捨し合う魂(カルマ3)

カルマという物事は観測不可能であるのであまり話す気は無かったのだけれど、事件事故や教えや救いという物事と照らし合わせて考えると、書いた方が良いような気がしているので書かせて貰う。開示する方が損をするというのも、まるで開示する欲求の無い人を…

喜捨の壁とカルマ(カルマ2)

開示するということに関して全般に言えることなのだが…作品にせよ何にせよ、さらけ出せば出すほどに現実的には「損」である、これは恥を基準にした場合でも、喜捨の心で開示提供するという場合でも、ただ漫然と書き連ねている場合でも損である。その損は、あく…

卵黄ブルブル体験とカルマについて(カルマ1)

出来てしまえばしょうもないことだった、内的体感というものを言葉にすると呆れるほど稚拙で、出来たとか解ったとかイけたとかしか言い様がないのだが、突き詰めてしまえば達したところでどうということはない。完全に達したのか、お前ほんとにイッたのか?…

【創作文章】悪魔の囁き

僕は今、ラベル作りの仕事をしている、給料は一般的に言ってかなり高い、何もかもがラベル作りにかかっているから気は抜けないけれど。僕は人間の役に立つ仕事を誇りに思っているよ、皆の喜ぶことが僕の悦びなんだ。僕は考えるだけでいいんだ、人間が喜びそ…

人間の数値化と卑慢という慢心

人間の数値化を無くしたい、と強烈に感じる時がある。 年齢差別とも言えるが…人間の数値化、この人物の数値は○○、と示すことそのものに違和感を感じる時がある。昔から嫌いな言葉の中に「もう○○歳だから」というのがあって、たとえそれが本人の配慮によって発…

情報の過剰摂取を控える

思う事があってYouTubeやネットの閲覧を控えている、具体的にはネットニュースとか、台風をはじめありとあらゆる情報を見るのを控えている。 元来『この時代を知らない』というレベルで私はおよそ『いつでも』、敢て何も知らずに過ごすようにしている人間で…

『答え』の中に生きている

答えを外に求めるなかれ 『答え』と発言する映像を観る、音声を聞く『これこそが答え』と発言する映像をその次に観る、音声を聞く『これこそが究極の答え』と発言する映像をさらに観る、音声を聞く しかし答えは無い、音の色もほとんど無い 『答えに至る道』…

命を懸けてでも一人で居たい人間

100年前の土地の状態というものをよく検索したのを思い出した、大体4~5年前である、当時は土地探しをしていて、本を借りたりネットで地盤を調べたりと大忙しだった。砂地、沼地、曲線を描く川は避けるべし、川と一言で言っても住宅地よりも高い位置に水が人…

【詩】台風とはこれ即ち夏と秋との和合である

南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏我らに出来る事はただ金剛に輝く時節と時節とのただならぬ逢瀬を一切の手出しをせず固唾を飲んで見守る事ばかりなり 南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏台風とはこれ即ち夏と秋との和合であるされどこの和合は和やかにあらず悦びの猛りと流転…

台風前夜のドロシー嬢

雨上がりの虹の向こうに理想郷はあるのだろうか。風速だけで台風19号の事を考えるならばそれはもう、竜巻のようなものだろう、巨大つむじ風がやってくるのだ。オズの魔法使いは災害の向こう側にいつも居る。私の家が飛ばされ、私ごと飛ばされたその時に、や…

骨商人 痛みについて

身体から成分が抜けてゆく…何処か余所でダイヤモンドでも出来ているのではなかろうか?関節が痛い、関節というのは股関節だけの話ではない、というか股関節の場合痛みを感じるのはその実尻であるのだが、尻が何分割かに割れそうに痛む時にほど別の場所も痛ん…

情報疲弊と社会主義的風潮

未来の事について考えを巡らせているそのエネルギーは、見事に現在から消え去り私は疲弊する、あと数十年生きる事を仮定して65までにあったほうがいいお金を30で割る、年間これだけ貯めるのか。心は砂嵐みたいな斜線入りの灰色に染まる、心は馬鹿になってゆ…

秋の夜長の空想科学 人間のデータは宇宙を飛ぶ

有史発祥と呼ばれる地点から時間が経てば経つほどに、私たちは覚えなければならないことがどんどん増えて行くんじゃないかって不安だった。今よりも10年後、今よりも50年後、今よりも100年後や1000年後はもっともっと歴史と呼ばれるものが有史という地点から…

キャッシュレス社会とタンス貯金(タンス預金)

晴れ間を逃すまい逃すまいと乾燥した空気を吸い込み、目前の風景だけに意識を凝らし、柿渋を薄める。柿渋液は濃い赤茶色の液体でそれを水道水で半分くらいに薄める…のだが何だか薄すぎて少しだけ原液を足す、その時はねる汁が顔に腕に服に足につき、経血を漏…

愛と哀しみの故郷 金銭のタブー

故郷はあまり好きではない、そういう想いを抱いてからどれくらい経つだろうか?あの駅から先、向こう側が未だに怖いんだ、故郷なのに怖いんだ、東京って横に長いから三分割くらいに線引き出来るのだがあっちは怖い、私の故郷を思う時私は哀しくなる、この三…

【詩】経帷子を縫いましょう

経帷子を縫いましょう 一針一針命を込めて あの世の服を縫いましょうこの世で一番すっぽりと 身体を覆うことの出来る最後の居場所あられもない格好で 打ち捨てられて死ぬよりも夢見心地の白地を今すぐに この身に纏っておくのです手に手を取る人が居なくとも…

私のお乳を飲みなさい 支配欲の話

自分の男に株を教えていると何処か背徳的な悦びがむずむずと、身体の芯から這い上がってくるのを感じる。男を、無力だという立場に据え置いて自分が、明らかに知識を持っている状態で一から十まで教え込んでいることそのものに快楽を感じたのだ。「ママの言う…

自他の変容を許すこと ホリエモン憎し

「創作に纏わることを、作品作りの前にどうしても話したくなったりするじゃない?その時に相手の人間にたった一言『さっさと作れよ』って言われて遮られているみたいで…悲しいよ」俺は悲しい、という感覚がざあっと雨のように伝わってきて、あと一秒でも立ち…